(この記事は6月7日に書かれました)
沈黙するって、
言いたいことを言わない、とか、反応しない、とか
本当に言葉を発せず無口に黙っていることだ、
と思っているコース兄弟に出会った。
ええっ、まだそんな人がいたのか、と、
全ての指に指輪をはめ、金の腕時計をして、
ブランデーグラスを持ちながら葉巻を吸っている
お金持ちに出会った時のような気分になった。
ノー!
沈黙するとは、押し黙ることではない!
言いたいことを何も言わないことではない!
今、この瞬間に気づいていること、
自分が在る感覚に気づいていること、
内側にいる兄貴の存在に気づいていることだ。
僕は、今に気づきながらもめっちゃ怒るし、
自分に気づきながらも不安でドキドキするし、
兄貴に気づきながらも駄々をこねまくる。
それでも、これが〝沈黙〟である。
沈黙とは、
そんなことは起きてまっせーん!
私のこの動揺も実在ではありまっせーん!
と、本音の自分をスルーさせることではない。
愛されようと出てきた自分の本心を、
エセ沈黙でバシバシするなんて、
そんな可哀そうなことを自分にしてはいけないよ。