先週の抗議活動で破壊された地下鉄の設備修復の為、
ここ数日、夜八時以降の列車が運休となっている。
本社からは、香港支社の社員に対し、
帰宅時の混雑を避けるため、
しばらくは午後4時半に退勤し、場合によっては、
在宅勤務をしてもよい、という通達が出された。
また、身の安全を第一に考えるように、と、
社長から念押しのメールも来た。
それでも、月初となればそうもいかず、
昨日も8時くらいまでオフィスで仕事をしていたら、
元コンババ部長から電話が来て、
タクシーに乗って家まで帰ってください、と言われた。
星谷さんは、会社が海外に赴任させている駐在員で、
もし何かあったら、会社が責任を持つのだから、
慎重に行動してください、と説明された。
そんな大げさな、と思いつつ駅まで行ってみると、
見事に改札は閉鎖されており、しかたなく、
たった一台停まっていたタクシーに飛び乗った。
香港島のコーズウェイベイまで、と言ったら、
「嫌だ、行きたくない。」と運転手から即行拒否られた。
治安が混乱している香港島へは行きたくないという。
結局、ホンハムでタクシーを降り、そこからバスに乗って
香港島へと渡ることにした。
タクシーを降りる時、運転手がおつりを手渡しながら、
「気をつけて帰るんだよ。」と僕に声をかけてくれた。
瞬間、神の愛が、わわわ、と溢れた。
会社も、社長も、元コンババ部長も、通りすがりの人も、
みんな優しい。
それはもう、涙が出るほど完璧に優しい。
兄弟に対する咎めや批判に気づき、それを取り下げて
ほんの少しでも神を受け容れると、世界が神になる。
神に、または、神の反映である兄弟に、ほんの一言、
ありがとう、と言っただけで、待ってましたぁーっ、
とばかりに、百倍返しで愛が返されてくる。
現実がよくなることが目的ではないんですよ、と、
奇跡講座の勉強会などで、よく言われたりするが、
神に戻ってゆくとき、現実がよくなるのは当然である。
まだその先があるんですよ、という戒めの見地から、
ここで立ち止まらないでください、と言いたいのだろうが、
20年前じゃないんだから、
奇跡講座を少しでも実践している〝いまの〟兄弟であれば、
そんなの、わざわざ言わなくても解かってるって!
だから、
いい感じ、幸せ、ヤッター、ラッキー、大好き、落ち着くぅ、
といった、ハートに近い感覚を感じたならば、素直に、
神や兄弟に愛や優しさを感じて歓んでいればいいと思うのだ。
そして、
その感覚を、神を想い出す手掛かりにすればいい。
だって、よく考えてみてほしい。
愛そのものである神や、聖霊や、J兄貴が、
それは違うんですよ、とか、
まだその先があるんですよ、とか、
隠蔽してますね、などと言うだろうか。
僕たちがいまどんな状態であれ、神や聖霊やJ兄貴なら、
ただ、完璧な無辜の存在として僕達を見ているはずだ。
なので、神や聖霊やJ兄貴と同じ僕たちも、
神や聖霊やJ兄貴と同じように〝考えて〟いればいい。
それが、神を聖霊をJ兄貴を選択するということになる。
というわけで、
世界がますます優しくなってゆく僕なのであった。