今日は、
先日患った皮膚疾患の再診の日だったので
思い切って年次有給休暇を取った。
皮膚疾患の方は今でも少し痒みはあるが、
見た目は普通に戻った。
正午、
香港人の友人とチムサーチュイで待ち合わせ、
ハーバーシティーのマルコポーロルネッサンスで
ランチビュッフェを食べた。
二人を超える入店は禁止されていて、
飲食店も、午後6時で一斉閉店になるので、
平日にもかかわらず、店内はほぼ満席だった。
この日一緒にランチをした香港人の友人は今、
台湾移住を考えていて、色々調べているという。
実は僕も、
台湾(特に台北)にはすごく興味を持っていて、
小説を台湾で出版した経緯もあり、
ぜひ住んでみたいと思っている場所でもある。
正直、今の香港はとても息が詰まりそう。
コロナ禍だけが要因ではなく、
政府が決めることに反対する術が全くない。
もうすぐ、ワクチンを受けなければ出国できない、
という法律も検討されるかもしれない。
その点、台湾は、中華圏で唯一、
まだ民主主義が残っている場所であり、
古き良き中国を踏襲している。
なにより、あの優しい国民性がすごく好きだ。
また、
いい意味でのアバウトさも持ち合わせている。
そんな感じで、あれこれ情報交換をした後、
ハーバーシティーをブラブラした。
海に沿って長い廊下が続いているような
ショッピングモールに人影はまばらだった。
閉店している店も多い。
それでもそこから見える香港のビル群は圧巻だ。
いま、この瞬間に現れる光を、大いに味わう。
やがて、その優しく穏やかな愛の感じが、
自分の内側から発せられていることに気づく。
内なる神が夢の世界に現れているのを観る。
それによって、自分に〝神が在る〟ことを知る。
帰りは天星碼頭からフェリーで香港島へ渡った。
太陽の光が波にきらめき、
まるで水面から花火が上がっているみたいだ。
そして、過去に何があったとしても、
また、明日何が起ころうとも、
この今この瞬間の豊かさは真実だ、と思った。
そうだ、この豊かさに気づいていることが、
神に気づいているということなのだ。