今日は昼から、小切手関係の手続きをしに、
チムサーチュイにあるみずほ銀行を訪ねた。
用事を済ませた帰り、裏の海岸通りに出てみた。
そこは香港島が一望できる遊歩道になっていて、
コロナ以前は観光客でごった返していたが、
香港人しかいない今は、人影もまばらになった。
木製のデッキチェアが並んでいたので、
ちょっと、日向ぼっこでもしていこう、と、
僕はそのひとつに腰を下ろした。
陽光は柔らかく、頬に当たる潮風が気持ちいい。
波光きらめく海上を、帆船がゆっくり通り過ぎる。
空では鳶(とんび)が優雅な輪を描いていた。
犬を散歩させる人やランニングをする人、
この時、僕の世界は春の平穏に満ちていた。
何にも抵抗せず、ただ世界に開いている。
今、この瞬間の平安にじっと委ねていると、
ソワソワするような歓びの感覚が湧いてくる。
神の気配だ!
ハートのエクスタシーの流れに任せる。
長年の訓練の賜物か、最近の僕は、
どんな思考がやってきても、すぐに気づいて、
即行で今へ戻ることができるようになっていた。
やがて、景色が神の優しい想いで輝きだす。
人も、海も、建物も、空気も、そして自分の内側も
何もかもが優しさでいっぱいだ。
この愛の流れに完全に乗っていると、
仕事の事や未来の事など、
何も心配する必要がない、と解かる。
全てが完璧に愛で流れてゆくことが分かるのだ。
そこには30分ほどいただろうか。
今日はもう直帰しようと決めた。
まあ、出張が無くなったこともあるが、
神を受け入れてからというもの、
仕事に追われるということもなくなった。
👇 みずほ銀行への外出は、
いつもオシャレで楽しい!
というわけで、
来月にはジメジメした雨季が始まるので、
今日は短い香港の春を満喫できて、
本当に本当に幸せだった。
僕はもうすぐ香港を離れるわけだけれど、
今日味わった平安と至福の感じは、
僕がどこへ行っても感じることができる。
なぜならそれは、神の子の権利であり、
もともと自分に備わっている機能だから…。