👆 もうすぐ秋分の日(中秋節)。
会社から月餅をもらった。
生カスタードクリームの月餅で、めちゃウマ!
会社を辞める辞めると言いつつ4カ月が過ぎた。
もともと、前の会社が香港支店をクローズする際
「あと一年くらい香港にいたいなあ」と望んだら、
即行好条件で、今の会社が現れた。
しかし、今僕は創作だけに専念して過ごしたい。
また、完全に24時間自分自身で存在したい。
心から自分が居たいと思う場所にいたい。
新たな世界で新たな人たちに出会いたい。
そのためには、自分が握っている古い信念を
一旦全て手放す必要があり、
そうなった時に初めて、
想いもよらない新たな展開が次々と起こり
今まで出会ったこともないような人たちが、
僕に会いにやってくるのだ、と〝兄貴〟は言う。
なのに、仕事を辞める踏ん切りがつかないのは、
「仕事を辞めたらこれからの生活費が…」とか、
「慣れ親しんだ環境を手放すのが怖い」
というような、ベタな理由からではない。
会社の人達が〝愛〟すぎて言い出せないのだ。
みんな僕に優しい。僕を大事に扱ってくれる。
支店長である総経理も、僕の父が死んだとき、
在宅勤務扱いにするから日本へ帰国しなさい、
と言ってくれ特別有給休暇まで付与してくれた。
いっそ、めっちゃ嫌な人がいれば辞めれるのに、
と思うくらい、職場が〝愛〟なのである。
職場が愛だ、なんてもう奇跡中の奇跡だが、
誰からも攻撃されなくなった、
唯一にして最大の理由は、僕が徹底して、
自分責めを止めたことにある、と思っている。
〝徹底して〟というところがミソで、
俺なんか…、ああやっちゃった…、怖い…、
と思ってしまう自分すらも受け入れ、肯定する。
最初の頃なんか、
仕事できる人から何か誤りを指摘されただけで、
仕事ができ過ぎるアンタが悪い、くらいの勢いで
自分を護り、愛してやっていた。
すると、あ~れ~え~っ、と言っている間に、
周囲の環境が優し絵に変化していった。
何よりみんなが僕を尊重してくれるようになった。
じゃあ、辞めなきゃいいじゃん、と言われそうだが
それがまた違うのだ。(面倒くせーっ!…by読者)
新たな出会いや、新しい世界が待っている事も、
先に進むには自分で選択せねばならないことも、
ちゃんと理解しているし、選択する気満々なのに
今日こそ言うぞ、と、朝、総経理の顔を見ると、
明日でもいっか、となり、それで金曜日になると、
とりあえず土日で気を取り直して、となって、
また、次の一週間が始まる。
毎日、今日で辞めようと思いながら会社へ行く。
でもみんなの優しい顔を見るとやっぱりダメ、
みたいな…。
そうやって、今日言おう、明日言おう、
と思いながら、もうすぐ秋である。
昔、アンフィニのあやこさんが、
新しい世界へ移行しようとするときには、
みんなを置いていくような名残惜しさを感じる、
みたいなことを言っていたのを思い出す。
自我バリバリだった2011年当時の自分は、
新しい世界へ移行できるんだったら、
誰を差し置いてでも先ず自分、と思っていたが、
今ならその〝名残惜しさ〟の意味が理解できる。