香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

成仏してる?

 

 

 

先週の日曜は、父の一周忌法要であった。

 

一年前、父が死んだ時はまだ香港で働いており、

 

転職したばかりの会社で財務本部長をしていた。

 

あれからもう一年も経ったなんてホント信じられない。

 

 

法要と言っても、主だった親類縁者は他界しているか、

 

かなりの高齢であり、それにコロナも重なって、

 

母と、妹家族と、叔母のみの、つつましい法要となった。

 

お坊さんに来てもらい、お経をあげてもらうのだが、

 

これがまるまる一時間くらい続き、その後墓前でも、

 

炎天下の中、30分くらい読経をしてもらった。

 

以前の僕だったら 「もうこの坊主、念仏長いねん!」

 

と思っていただろうが、今回は、首から上に、

 

読経の音そのものの在りようが響いてゆく感じで、

 

暑さも気にならず、軽いトランス状態に入っていた。

 

 

 

 

お墓参りを終え、ようやく会食となった。

 

豆腐と湯葉の専門店で会席を食べた。

 

湯葉って、しゃぶしゃぶみたいにして、

 

表面を削りながら食べるんだと初めて知った。

 

 

 

食事の最中、叔母がおとといの夜に起こった、

 

奇妙な体験について話しはじめた。

 

なんと、寝ている枕元に父が現われたというのだ。

 

夢うつつの中、急に名前を呼ばれ、

 

ハッと目を開けたら眼前に父が立っていたのだという。

 

父が叔母に向かって、

 

「ワシ(俺)な。ここがどこか分からへんねん。

 

 どこへいったらいいのかもわからへん」

 

と言うので、それで叔母が、

 

周りに人はいないのか、と訊いてみたところ、

 

「人はなんか、たくさんおるみたいなんやけどな。

 

 みんな知らん人ばっかりやねん」

 

と答えたという。

 

「西へ向かって行ってみ。西なら間違いないから」

 

と叔母が言うと、西がどっちか分からないと返ってきた。

 

「周りにいる人に西はどっちですか、と訊いて、

 

 みんなが歩いていく方向へ行ったらええねん」

 

と叔母が答えると、わかったと言って父は消えたという。

 

 

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叔母の話し方があまりにリアルだったので、

 

みんな本当に父が出てきたんだ、と信じてしまった。

 

そう言えば、僕も実家に帰ってから頻繁に、

 

リビング横の廊下を白い人影が通り過ぎる気配を、

 

何度も感じていて、ハッとなって目をやると誰もいない。

 

リビングの戸を開けていると、すっと廊下を通り過ぎる。

 

そのことを言うと、母もよく見かけるのだと言った。

 

父はまだ迷っているのだろうか。

 

いや、そんなことはない。迷うなんてあり得ない。

 

 

というわけで、暑い暑い真夏の夜の、

 

ちょっとひんやりしたお話であった。