兄弟てっちゃんち二日目は、正午過ぎから始まった。
さおちゃん特製の美味しいおでんの昼食をいただき、
午後3時ごろから、てっちゃんと二人、
これも恒例である〝王様の湯〟(温泉)へと向かった。
何をそんなに話すことがあるのか自分でも不思議だが、
壺湯(つぼゆ)に入りながら二時間以上語り合った。
三つしかない壺湯のうちの二つを、僕らが二時間も
占拠していたので周囲から大顰蹙を買っていたと思う。
なかでも、僕が日本帰国後に経験した、
朝、意識が目覚めた瞬間に立ち上がってくる、
みぞおちが締め付けられるような、やるせないような、
言いようのない不安感の話になったとき、
兄弟てっちゃんはそれを夕暮れ時に感じると言い、
これもまた、相手にしなければ勝手に消えていく
〝自我の脅し〟に過ぎないことを確認できた。
👆これまで食べた中華の中で一番美味かったかも…
湯の中でさんざん語り合った後、さおちゃんと合流し、
兄弟てっちゃんち近所の中華料理屋で夕食を摂った。
ここの料理、香辛料の使い方が絶妙で、
こんなにおいしい中華を食べたのは初めてかも、
と思えるくらい美味しかった。
そして、ディナーも終盤に差し掛かったころ、
さおちゃんからふと、
ヤンガス氏と八十(やそ)さんが亡くなられた、
という事実を告げられ、愕然となった。
ヤンガス氏は、アンフィニ時代からの知り合いで、
キャバクラ通いのシェアばかりを、
あやこさんにしていたので、親しみを込めて
僕たちは彼のことを〝キャバクラ君〟と呼んでいた。
僕との個人的な交流もあり、アンフィニの後、
彼は宇宙連合に繋がり、主にスピリチュアルTVで、
その情報を発信されていた。
死因は急性肺炎だったらしく、あっという間の死だった。
憎めないというか、とてもユニークな人で大好きだった。
八十(やそ)さんは、僕のブログの読者の方で、
奇跡講座を熱心に実践されていた女性だった。
彼女とは2015年のデイヴィッドのリトリートで会い、
夕食を共にしたり、
その後も僕のブログにしょっちゅうコメントを下さり、
このブログを続ける励みになった人だった。
👆 キャバクラ大好きだったヤンガス氏(笑)
出会えてうれしかったよ!
自分よりも年下の人が体を脱いで去ってゆく事実。
やっぱり悲しいし、切ない。
宇宙へ還った、とか、魂は永遠に生き続ける、
という解釈で納得するよりも、
兄弟を失って切なく悲しい、
という正直な自分の気持ちに今は寄り添う。
謹んで、お二人のご冥福をお祈りいたします。
こうして、兄弟てっちゃん二日目の夜は、
翌朝6時半にお開きとなったのであった。