日曜日に鰻を食べ損ねたので、今日は再度、
ルクアの10Fにある〝うなぎ徳〟へ行ってきた。
日曜とは打って変わり、店内に客はまばらで、
大阪駅構内を見渡せる窓側の席に案内された。
特上うなぎ茶漬を二人前注文するが、
僕らが来た時点で特上の鰻は残り一匹となっていて、
仕方なくこの一匹をヴィンセントに譲り、
僕は〝上〟のうな重を注文した。
聞けば、ここは浜名湖で獲れる鰻しか使用しておらず、
その中でも特上鰻は入荷が限られているという。
ここは浜松の老舗うなぎ専門店で、
明治時代から継ぎ足した秘伝のタレで焼いた、
関西では珍しい、江戸前鰻を食べさせてくれる。
店内も落ち着いた造りで、ゆったり食事ができる。
鰻が出てくるまで30分くらいかかるということで
その間、生ビールのグラスを片手に、
大阪駅を行き交う列車や人々の様子を眺めながら
ヴィンセントとあれこれお喋りして待った。
聞けば、彼もまた、台湾移住を考えているという。
やったーっ、また一緒に遊べるではないか。
👆 もう喜びが止まらない
鰻が来た。食べる。うまいっ!タレ極上すぎる!
大阪駅のホームを眺めながら堪能する鰻は最高で、
やっぱり日曜ではなく、今日ここへ来て正解だった。
このクオリティのものを香港で食べたら2万円はする、
と、ヴィンセントも感動しきりであった。
「ああ、おいしかった。シアワせぇーっ」と店を出たら、
いきなりヴィンセントがパフェを食べたいと言い出した。
香港に帰ったら食べられないから、と…。(女子かよ!)
で、ホワイティにある京都の老舗甘味処〝ミツヤ〟
へ連れて行ったら、パフェが地味すぎると却下され、
派手派手パフェの店へ、ひとりスタスタ入って行った。
うーん、やっぱり甘い物は別腹。ちゃんと腹に収まる。
鰻とはまた別の幸せが込み上げてくる。
👆ダメ押しのように付いているケーキは何?
おっさん二人、肩を丸めてパフェをつつく
皿の底が穴のようになっていて、
そこにはクリームとあんこがぎっしり
こうしてヴィンセントとの旅は終わりを告げた。
彼は明日、高速バスで名古屋へ向かい、その後、
東京で数日を過した後、クリリスマスイブに香港へ戻る。
博多の屋台、ららぽーと、姫路城、中華街、パフェ、と、
ひとりでは絶対に行かない場所を訪れたことは、
僕にとって、とても貴重で幸せな体験だった。
そして何より、愛からブレなくなった。
手放したり、捧げたり、統合したりするより、
やはり僕は、全てを受け容れ、神の愛を感じながら、
兄貴と共に、法悦の中でただ悦んでいる方がいい。
もう俺は、それでやっていくと決めたのだ。
最後にヴィンセント、来てくれて本当にありがとう。
そして友よ、また会おう!