👆 連チャン飲みで顔がむくんでいる
怪しい不動産会社社長M氏とは二連チャンで飲んだ。
彼はすでに今年の元日から日本入りしていて、
実家のある東京に滞在した後、京都、奈良、大阪
と回り、福岡から香港へ戻る予定なのだという。
ちょうど、僕の家の向かいに東横インがあるので、
彼にはそこに宿を取ってもらい、その近くで飲んだ。
これならどんなに酔っぱらっても歩いて帰れるのだ。
一日目は、個人でやってる居酒屋で日本酒を飲み、
その後、ワインバーで深夜1時ごろまで飲んだ。
二日目は、夜9時ごろから焼き鳥屋で飲み、
深夜2時にそこが閉店になった後、
隣のイタリア創作料理の店で4時まで飲んだ。
👆 凍らせた檸檬を入れた
〝最強レモンサワー〟
M氏は息子や義理のお母さんがイギリスへ移民し、
彼の奥さんも8月にはイギリスへ移民するのと、
日本人専門にやっていた香港での不動産業も、
日本人の数が極端に減ったのをきっかけに、
誰かほかの人に業務委託したいらしい。
一瞬、俺がやってもいいかな、と思った。
広東語と日本語で大家さんと借り手の相手もできるし、
財務をしていたのでお金の管理もできる。
台湾に行きたいと思えば、1時間で行ける距離だ。
おまけに香港の永住権まで持っている。
それを話すと、M氏も乗り気だった。
まあ、どうなるかは分からないが、兄貴に任せよう。
(と、こういうときだけ兄貴に頼るのだ!)
👆 深夜2時
まだまだデカダン!
飲んでいる最中、
また彼は僕が別人に見える、と言い出した。
1年半前、ハッピーバレーで彼と飲んだ時も、
僕が別人に変わってしまって気持ち悪い、と言われた。
彼曰く、その時の僕は80歳くらいの痩せたお爺さんで
後ろの髪だけが長く、僕とは全くの別人だったらしい。
「喋ってる内容から星谷さんだと分かるのに、途中から、
何でこんな爺さんと喋ってるんだろうと思ったんだよね」
死んだ父なのかな、とも思ったが、父は短髪で、
ふっくらしたとした顔立ちなので違うようだ。
👆 深夜4時
夜明けのバーで「俺は文士だ!」と叫ぶ
そこで思った。
自分の外見ってひとつではないのかもしれない、と…。
僕自身は、鏡や写真や動画で見た自分の顔を、
自分だと思っているが、ある人から見れば、
全く違う人物のように見えている可能性がある。
逆に、自分が見ている他者も、その人本来の姿とは
違って見えているかもしれない。
会う人によって、瞬間瞬間、別の顔に変身している
ことだってあり得る。
なのでM氏が見た80歳の〝ジジい〟の姿は、
別次元の僕がひょいと姿を現した、とも言える。
きれいじゃないとか、不細工だ、とか言っても、
本当はどうかなんて、だれにも分からないのだ。
鏡で見ている自分の顔が本当かどうかさえ、
確かめようがないのだから…。
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