昨日はコン親方のマッサージ&垢すりに行ってきた。
一年ぶりに垢すりをしてもらうと、出てくる、出てくる、
まるで一年間お風呂に入っていなかったかのように、
真っ黒い垢が、ぼろぼろと全身から擦りだされてきた。
一皮むけるとはこのことだ、と親方から大笑いされた。
久々のマッサージも気持ちよかった。
気功を駆使するコン親方と比べるのは酷なのだが、
日本のマッサージ師さんは、指圧がソフトすぎて、
どうも僕には物足りなく感じられてしまう。
修脚(足の裏の角質取り)もやるか、と訊かれたが、
来週、帰国前にもう一度来るつもりなので、
その時にお願いすることにした。
夜は、毎度おなじみのビンセントと待ち合わせ、
〝上海姥姥〟で上海料理を食べた。
彼は55歳で警察を定年退職し、今は年金暮らしだ。
年金暮らしと言っても日本のそれとは全く違い、
毎月35万円程が政府から死ぬまで支給される。
それに退職金の額がもうアレ過ぎるので、
一生悠々自適でモウマンタイ(冇問題)である。
しかし、一昨年は生死にかかわる大病を患い、
いろいろ大変だったという。
彼とはスピ的な話は一切しないのだが、
どこか彼は、起こる事を全受容している、というか、
その瞬間瞬間に委ねて生きているところがある。
僕みたいに、嘆いたり、ちょちょ舞ったりしない。
何が起こってもそのままの流れに開いていると、
生活もお金も自然にちゃんと整えられることが、
彼の生きざまを見ているとよくわかるのだ。
というわけで、大雨の香港。いまから散髪に行く。