突然、下世話な話で恐縮なのだが、皆さんは、
大人になってから、ウンチを漏らした、または、
漏らしそうになった、という経験がおありだろうか?
えっ、ないって?
いや、絶対にあるはずである。
そして、僕は今日〝2度も〟漏らしそうになった。
👆 『とん吉』で友人とトンカツを食べる
そしてこのあと、悲劇は起こる
友人とホテル近くのとんかつ屋でランチをしたのだ。
そこで2時間くらい楽しくおしゃべりをして、
友人は営業の仕事へと戻って行った。
で、ホテルへ戻る途中から、催しはじめ、
なんとかもつだろうと思って頑張って歩いていると、
だんだんヤバいレベルにまで達してきた。
しかし、こんな時に限って、信号は赤ばっかりで、
ホテルに着いても、エレベーターはやってこない。
やっとエレベーターに乗って13階のボタンを押すと、
すみませんと言って、おばさんが乗り込んでくる。
くわああー、もうだめ、限界…。
この時のエレベーターのノロいことと言ったら…。
ああもう、もれる…と思った瞬間、部屋にたどり着き、
バスルームへ滑り込みセーフで、どうにか助かった。
まさに地獄から天国へ…。
空中から花びらが降って来た。
👆 回転焼肉〝上村牧場〟で夕食
今回の悲劇は決して肉が原因ではない
夜は、ビンセントと焼肉食べ放題に行った。
薩摩牛をたらふく食べたあと、
ひとり、ホテルへの道をテクテク歩いていると、
またもや、突然、催してきた。
下痢をしているわけでもないのに、一体何なんだ?
とは言っても、香港のコンビニにトイレなんかないし、
近くのビルのトイレに行って個室の空きが無かったら、
それこそ、ドーハの悲劇ならぬ〝香港の悲劇〟である。
他のことを考えて気を紛らせつつ、
お尻をくねくねさせながら、ホテルまで競歩で歩く。
冷汗が出る。今回のはマジヤバい。もう絶対にもれる…。
エレベーターでは、
アラブ系のおっちゃんが3人も乗って来た。
究極の悶絶の中、もうあきらめよう、どうなってもいい、
と、観念して全てを放り投げた瞬間、苦痛の中から、
どこか性的快感に似た法悦感がせりあがって来て、
突如、言いようのない多幸感に包まれた。
頭が真空状態になり、苦しいまま快感、みたいな。
なんていうか、苦痛が悦楽へ反転した感じ…。
カードで部屋のドアを開け、トイレに駆け込む。
ああ間に合ったあ、と大きくため息をついたと同時に
さっきまでの至福感が、苦痛と共になりを潜めた。
理性が回復する。
さっき感じた、あの幸せな感覚は何だったのか?
あまりの苦痛に耐えかね、
脳内で快感ホルモンが分泌されたのだろうか?
SMマニアの人とかが求める快楽って、こんな感じ?
さまざまな疑問が通り過ぎる。
ただ、苦痛はもともと悦びと同じものだったんだ、
ということが体感として理解できた。
でも、僕はもう、こんな思いは2度とゴメンである。
というわけで今日は、
何の学びにもならないお話でした。
ご清聴ありがとうございました。