👆 飲んできた帰りでんねん
人生の〝出来事〟は全て頭の中だけで起きていた、
ことが、はっきりしてしまったボクである。
例えば、会社バージョンでいくと、
上司から何か言われて、クソっという思いが出てくる、
誰々さんはああでこうで、と居酒屋で同僚と語り合う、
アイツばかり評価されて自分は…、とモヤモヤする、
という風に、僕たちは一日中(寝ている夢の中でも)、
過去の出来事を思い出してあれこれ考えたり、
未来にどう対処するかを、思い、悩んでいる。
でも、これって、全部頭の中だけで起きてるじゃん、
いや、頭の中だけで思っているだけだから、
正確には、何の出来事も起きていないじゃん、
ということに、ある日、はっと気づいたのだ。
そう、僕たちはこの頭の中で起こっていることを、
自分の人生に起こった出来事だと思って生きているが
本当は、頭の中でただ考えているだけじゃないのか?
👆 わて、酔っぱらってまんねん!
上司に対してクソ野郎と思おうが、
同僚の誰々さんはこんな人だ、と決めつけようが、
自分だけ評価されない、と怒りにさいなまれようが、
結局、頭の中で思っているだけである。
その証拠に、頭の中で人を殺しても、
誰も何も言ってこないし、逮捕もされない。
これはスピリチュアルでもなんでもなく、
冷静になってみれば、誰でもわかる事実である。
上司に「またミスりやがった、チッ!」と舌打ちされても
(今どき、こんなに解りやすいパワハラも珍しいが…)
実際にあるのは、パソコンであり、デスクであり、
コピー機であり、何か言ってる禿げたおっさんだけだ。
頭の中で思っているような「うわ、嫌だあ!」
という感情は、この空間上のどこにもないのである。
👆 肌の質感だけ多少盛ってる!
この世界は幻想で夢なのでどうでもいいんだ、とか、
思いが現実を作っているので、思いを変えることで、
外側の現実も変わってくる、という〝考え方〟も、
頭の中で思っているだけで、現実に見えているのは、
ビルであり、車であり、人の話し声であり、暑い寒い、
でしかない。
つまり、嫌な考えから、好きな考えへと、
考え方を変えているだけで、現実は変わっていない。
何を思っても、それは頭の中だけで展開されており、
現実には何も起きていない、ということが解かると、
見えてくるもの、聞こえてくるものを、頭の中の想いと
切り離して観るようになるので、そうなると、
これまで重要視してこなかった現実世界が、
実存そのものだったことが明らかになる。。
本当はもうすでに、実相に触れていたことを、
僕たちは、このとき初めて理解するのだ。