ずっと以前の記事で、
僕たちは、自分が今世で憎んでいる者に転生する、
というようなことを書いたが、本当にそうだな、
としみじみ実感している今日この頃である。
先日の〝元コンババ部長ミス多いね騒動〟しかり、
いま、自分が彼からされていることを、前世で、または、
今世のだれか他の兄弟に、自分はしていたのだと思う。
ここで僕が赦さずに反応し、ドンドンバチバチやってたら、
きっと来世では、
僕が彼になって、ミス多いね、とやっているのだろう。
なので、彼を赦すことは、前世の僕を赦すことになるし、
今生で出会う全ての人は、前世の僕であり、
今世で赦さなければ、来世でやることになる僕となる。
そういう意味で、
僕は他者を赦しているようで、本当は自分を赦している。
そして、実存しているのは神だけで、それ以外は全て、
幻想であり、実存ではない、と知ることで、
前世で起きた事や来世で起きるであろう事が削除され、
夢見の輪廻を終えてゆくことができるのだ。
夢見の輪廻と言えば、僕の夢の中の香港ではいま、
憎しみの輪廻が、真っ赤に燃えさかっている。
興味半分でデモを見に行くような段階は終わっていて、
街中での催涙弾発射や銃撃が日常になってきている。
北京で、月蛾(がつが)が、国家主席と会談して以降、
警察の排除行為が一層激しさを増した。
今日は、香港の丸の内、セントラル地区でも、
多くのサラリーマンやOLが、昼休みを利用して、
警官隊による市民への発砲に抗議するデモを行ない、
結果、機動隊による催涙弾攻めに遭っていた。
デモの掛け声も、
「香港人頑張れ!」から、「香港人は復讐する!」
に変わった。
こういう国家的な憎しみの輪廻を見ながら、
自分で自分に行なっている、自分の心の中を赦す。
それは、神だけが実在で、それ以外は実在せず、
よって、世界は存在しない、という角度の赦しだ。
実存しないものに真実を与えるようなことをしない。
見えていることに注目して、それを実存させない。
神の中から見れば、世界は本当に無い。
そのことを思い出すためだけに、この映像を使ってゆく。
だから、
怒りたければ〝怒らせて〟やればいいし、
発砲したければそう〝させて〟やればいい。
ただし、現実世界では〝普通に〟行動する。
ニュースなどを見て、今の状況をちゃんと把握し、
催涙弾を撃たれたら逃げ、身の安全を確保するのだ。
というわけで、さっき、中国の杭州から戻ってきた。
今回は信頼できる大好きな陳弁護士が一緒だった。
源泉徴収税について仕入先と協議する場だったのだが、
損得、戦略、利害からの駆け引き満載の中、
これは自分が見ている夢であり、神以外実在せず、
それであれば、そのようにこの映像を観る。
夢の登場人物が、したいようにさせてやる。
で、直感した。
幻想の世界でも、もう会社勤めは終わりだな、と…。
だって、ここが夢なのであれば、何をしてもいい筈で、
それでも、
絶対にやりたいわけでもない会社員をしているのは、
やはり、これをしないと生きて行けない、つまり、
幻想をリアルにしている、ということなのではないかと…。
眠くなってきたので、
このことについては、次回にまわすことにする。
おやすみなさい。