↑ キャセイ航空のCAさんによるダンス
空港の到着ロビーにて
自分でいろいろやっているつもりでも、本当は何ひとつ、
自分ではやれてなかった、という話である。
一生懸命勉強して、有名大学に入れた、
一生懸命引き寄せの法則を学びお金持ちになれた、
一生懸命婚活し、イケメン医師の嫁の座をゲットした、
など、自分自身はシナリオ全体が見えていないので、
自分が選択した結果、こうなったと感じているが、
本当は自分では何もやれてはおらず、起こってもおらず、
最初からそうなっていたから、そうなっただけの話だ。
そして、
起こっては消えてゆく映像に反応する心を赦さなければ
来世では、自分がいま最も憎んでいる役を演じながら、
別バージョンの同じ映画を観てゆくことになる。
まだ、この世界でやる気満々だったころ、
シナリオは決まっていて、自分は今、
すでに撮り終えた過去の映画を観ている、と言われても、
はあ?てな感じで、全然ピンとこなかった。
しかし、もうこの世界を永遠に後にしようと決めてからは、
やっちゃったと思ったこのことも、腹の立つあのことも、
自分が判断して行動した結果生じたものではなく、
自分はなにもやれていないし、その自分もシナリオで、
ゆえに、そんなものに何の罪悪感も持つ必要はなく、
微笑みながら、反応せず、ただ見すごしていればいいと、
とても安らかな、肩の荷を下ろしたような気持になった。
そういう意味で、自分がやるべき唯一の仕事は、
神の中でただ悦んでいること、それだけなんだ、と、
歓びながら静かなクリスマスを過ごしている。
神を思い出している時、もう自分は聖霊を選んでいるし、
その時点で聖霊そのものになって神を感じている。
そして、ハートの愛の感覚は神を感じる呼び水となる。
↑ チックというアジア系の少年がCOOL!
ということで、
今日25日から来年1月2日までクリスマス休暇である。
来月17日から18日間、日本へ里帰りするため、
年末は香港の自宅で、ただ、ぼーっと過ごすことにした。
本当に何もせず、自分の中の愛だけを感じて過ごす。
外には何もなく、内なる歓びがリアルになってからは、
一人で過ごす時間が一層好きになった。
一人で部屋にいても出てくるものは出てくるのだけれど、
まあ、それも、消えてゆく姿ということで、ただ見送る。
で、今日は映画やドラマをたくさん見た。
中でも『50年後の僕たちは』というドイツの映画が、
ダントツで素晴らしかった。
あらすじは〝ネタバレ〟で検索していただくとして、
14歳になる二人の少年のロードムービーなのだが、
2度と戻らない刹那的な輝きがとても切ない一作である。
年末年始の冬の夜長に、ぜひ見てほしいおススメ映画だ。
↑ 笠智衆主演『今朝の秋』(1987年)
また、日本映画専門チャンネルで、
笠智衆の昔のドラマを放映していたので見た。
『冬構え』、『ながらえば』、『今朝の秋』の三作だが、
笠智衆の何とも言えない朴訥な演技に、ハマった。
80年代って、
今みたいなカットの多いつぎはぎだらけのドラマではなく
役者さんがしっかり演技できるドラマが多かったんだね。
それに、医療モノ、警察モノ、弁護士モノ、といった
特殊な世界や、突拍子のないストーリーのものではなく、
人々の日常から、深い共感を炙り出すものが多かった。
こうして、僕のまったり休暇は始まったばかり…。
あしたは、付近の街をぶらぶら散策してみるつもりだ。