悟り系や非二元、その他様々な分野のスピ教師達が、
世界はない、誰もいない、何も起きてない、
と言っているのを聞いても、頭では理解できるものの、
なかなかそれを体験として生きれている人は少ない。
世界が無いのは知っているけれど、やっぱり、
椅子はここにあるし、美味しいケーキは美味しい。
誰もいない、のはわかってはいるけれど、やっぱり、
夫や子供や上司はここにいて、色んなことを言ってくる。
何も起きていない、ってあの本に書いてはいるけれど、
実際、家賃やローンの支払いは期日通りにやってくる。
それでも、世界は無い、誰もいない、何も起こってない、
と聞いた時の〝真実の匂い〟は感じている、
とまあ、こんなところではないだろうか。
それでいいのだと思う。
ここに見え、聞こえ、考えているものに抵抗せず、
ただ、ありのままを見すごしてゆく。
すると、その背後に、何か別の〝存在感〟が見えてくる。
無いと言っても在る何か、いないと言っても感じる何か、
確認できないが確かに在る何かの気配、それが神である。
僕たちは、神を、椅子やテーブルと見間違えている。
僕たちは、神を、ローンや家賃と理解してしまっている。
僕たちは、神を、苦手な誰々さんと思い込んでいる。
要するに、あらゆるモノに対して勘違いをしているのだ。
これって、うちの父親もびっくり、な重度の認知症である。
それを、神というひとつの解釈だけで見てゆく。
神として見てゆこうという意志を持った瞬間、僕達は、
すでにJ兄貴と共に見ており、聖霊と一つになっている。
というわけで、
明日から17日間の日本一時帰国休暇の始まりである。
同僚たちからは、全てを忘れて休暇を楽しんで下さい、
とか、電話とかメールを入れないように気を付けます、
といった、多くの暖かい言葉をいただいた。
佛山工場があった頃は、駐在員も多数駐在しており、
旧正月のこの時期、
皆、一斉に長期の一時帰国休暇を取っていたので、
あまり特別な感じはしなかったのだが、
海外駐在員がたった二人となってしまったいま、
「自分だけスンマセン!」という気がしないでもない。
それでも、今回、
多くのコース兄弟たちと語り合うのが本当に楽しみだ。
今年の日本は暖冬で、そんなに寒くないらしいし、
ゆったり、まったり、と、日本の冬を楽しもうと思っている。