今朝の香港の気温は13℃。
街では、コートを着たり、マフラーを巻いたり、と、
ここぞとばかりに厚着をする人がいるかと思えば
Tシャツ一枚の人などもおり、装いはさまざまだ。
僕はワイシャツだけで外に出たら寒かったので、
慌ててセーターを取りに家へ戻った。
会社には暖房がないため、
自前の温風機を足元に於いて仕事をしているが
それでもなぜかオフィスには冷房が入っている。
話は変わって、
香港のラッシュアワーは日本ほどではなく、
午前8時台でもシートに座って通勤できるので、
朝の通勤電車の中ではいつも、
適当な癒し音楽を聴きながら目を閉じ、
〝あっち〟の世界に入り込んで過ごしている。
で、今朝はふと思い立ち、癒し音楽の代わりに、
平原綾香の〝愛は死なず〟を聞くことにした。
結果は案の定、
途中までウルウルして、サビのところで号泣…。
幸い、在宅勤務の人が多くて、
車内がガラガラだったからよかったものの、
彼女の歌を通勤電車の中で聞くのは危険だ、
と、このとき悟った。
まあ、女子高生とかが、音楽を聴いて、
感動の涙を流しているのは可愛いけれど、
これがオッサンだと、はっきり言ってキモい。
それにしても彼女、歌を歌っている時、
波動とか素粒子とか、絶対何かが出てると思う。
なぜなら、他の人が歌う〝愛は死なず〟では
全然涙が出ないので、
歌で泣いているのではないというのは分かる。
まあ、こんな感じで、最近、少しの感動でも、
愛を感じて法悦状態に陥ってしまう。
男は一般的に感受性が低いので、
神を感じてもあんまり法悦状態にはならない、
と、以前ハレ師匠が言っていたが、
僕に関しては例外のようである。
☝20年前から変わっていないレセプション
そんな感じのまま一日がスタートし、
昼から歯医者に行ってきた。
セントラルにあるリリー先生のクリニック…。
以前は秘書のケリーが予約をしてくれていたが、
ヤロウ軍団のみとなった今は、自分で予約する。
前回、リリー先生を訊ねたのはいつだったか、
と自分のブログを見てみれば、
ちょうど4年前の2016年12月だった。
症状も前回と全く同じで、時々奥歯が痛み、
歯ぐきから出血もある。
結果は歯肉炎で歯に異常はなく、
歯の掃除をしてもらって治療は終了した。
歯の治療中も、
理由のない〝大好きな想い〟が込み上げてきて
すごく温かい気持ちになった。
普段はおしゃれなリリー先生も、
コロナ用の防護服を着て診察している。
レセプションの人と少し話をした。
いまは、コロナ感染を恐れ、風邪をひいても
病院へは行かず、家で寝て治す人が多く、
そのため、開業医は商売あがったりらしいが、
歯痛だけは自力で治せないので、
いまのところ収入に影響はないという。
65歳を過ぎているだろうリリー先生だが、
次、何年後かに歯が痛くなった時も、
まだ診ていただけるかな、と思いながら、
医院を後にしたボクであった。