ここのところ、
きゃんきゃん吠えまくるスピッツのように、
愛、愛、愛、とうるさい限りの僕なのだが、じゃあ、
愛を感じている時の感覚とはどんな感じなのか、
と僕なりに考えて見たところ、
それは、何から何まで肯定されている感じ、
少しの否定もない感覚、なのかな、と思った。
というのも、今日会社で、3人の日本人女性と、
電話で業務上のやり取りをしたのだ。
一人は、コピー機の担当者で、
コピー機を引き取ってもらう日にちの算段をした。
もう一人は、会計事務所の担当者で、
所得税申告についての質問をいくつかした。
最後の一人は、人材会社の人で、
転職先の会社について色々打ち合わせをした。
その際、具体的に何があったという訳ではないが
先方の受け答えや反応の仕方に対して、
こっちはそういう意味で言ってるんじゃない、とか
この人、絶対、鼻であしらってるよな、といった、
自分の中の相手を否定する気持ちに気づいた。
そして、次の瞬間、ああ、もうこんなのイヤだ、
俺はもう絶対に誰をも否定したくない、
という強烈な想いに凌駕された。
僕の場合、先ずは、
他人を否定しても自分を否定しない、
他人を責めても自分を責めない、
他人を差し置いてでも自分に優しくする、
他人に何を言われても自分を肯定し続ける、
を徹底してガンガン実践していった結果、
次第に自分の内部に愛の力が戻り、
正気が回復してきた。
こうして、自分の中の無限に気づいて初めて、
他人を否定しなくなり、他人を責めなくなり、
他人のことを受け入れられるようになった。
このプロセスがあったからこそ、
今回の三人の日本人女性とのやり取りの中でも
否定しようとしている自分を責めに行くのではなく
絶対に否定しない、兄弟を愛として受容する、
と決然と選択できたのだと思うのだ。
だから、僕は力強く決心した。
もう、誰をも否定しない、と…。
隣りのデスクに座っている同僚を否定しない。
パートナーを否定しない。親を否定しない。
香港を否定しない。日本を否定しない。
お金を否定しない。食べ物を否定しない。
起こる事を否定しない。あらゆる人を否定しない
そして、何よりもまず、自分を否定しない。
どんな事があっても、絶対に絶対に否定しない。
なぜなら、
父や兄貴は、僕を一度も否定しなかったから…。