僕の香港人の友人(50代/男性/結婚20年)が
今、奥さんから離婚を突きつけられ悩んでいる。
子供はなく、彼も離婚には同意しているのだが、
家を売った取り分など、財産分与で奥さんが、
かなり強気に出ているらしい。
この友人、自分さえ我慢すれば、という性格で、
自己主張というものが全くできないタイプ。
それで、
ほとんど無一文で放り出されそうな感じなのだ。
まあ、夫婦の問題なのでとやかくは言えないが、
友人を見ていて思うのは、
ケンカをするくらいなら、攻撃された方がマシ、
と言いながらも、心中穏やかではない点だ。
力強い覚悟からではなく、恐怖や面倒くささから、
自分さえ我慢すれば、と思っているので、
どうしても、心に怒りが蓄積されて行ってしまう。
腹にうんこを溜め込んで出さないでいるので、
常に〝心の便秘〟状態になっている。
かれこれ50数年ウンコしてません、みたいな…。
それで友人に訊いてみたら、やはり便秘がひどく
便秘が続くと頭痛までしてくる、というのだ。(爆)
男が便秘なんて、ほんと、ウケるわ。
何を言いたかったのかというと、
いつも人の要求を受け入れ、我慢している人は、
来世の相手を攻撃している、ということである。
もうここからは、
マユツバなトンデモ話として聞いてほしいのだが
〝彼〟によれば、今世で一番憎んでいる者に、
来世の自分は生まれ変わるのだという。
それで行けば、この友人の奥さんは、
今世で最も憎んでいる相手、つまり、
相手の要求を全て受け入れ、我慢する旦那
として生まれ変わることになる。
しかし、ここで今世の友人が、
自分はこうしたいんだ、財産はこう分けたい、
と毅然たる態度でイーブンで終わらせられたなら
来世の彼の奥さんは、きちんとイーブンで
終わらせられる友人を生きることができる。
つまり、誰かから憎まれる状況が発生した時、
今世の自分がどう行動するかで、
相手の来世のパターンが決まるというのだ。
逆に、奥さんの側から見れば、
来世にやることになる自分が、
憎い相手(今の旦那)の振りをして、
今の自分に逢いに来ている、とも言える。
だから、自分が今世で最も憎んでいる相手を、
完全に赦せたなら、
憎む人がいなくなる=来世にやる役が無くなる
となって、父が待つ天国へ帰還することになる。
これが赦しの〝実践的〟カリキュラムである。
それでいくと、
目の前の嫌な相手は次にやる自分であり、
今の自分は、前世の自分が最も憎んだ誰か、
ということになる。
であれば、結局、赦すのは全て自分だ。
便秘のひどいそこのあなた、
ガマンしないでドバーっ、と行きましょう。(笑)