香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

今の在りよう

 

 

実は、先週から昨日まで、ずっと家に籠りっきりで、

 

完成したばかりの小説の推敲をしていた。

 

原稿用紙300枚にも及ぶ内容を、もう一度、

 

初めから見直し、何度も手直ししてゆくのだ。

 

今回の小説はセックスの場面がやたら多いので、

 

官能シーンがどうしても画一化してしてしまう。

 

(僕の経験不足もあり…爆爆)

同じ表現が重複したり、表現が陳腐だったり、と、

 

何度も手直しをしていると1週間以上かかった。

 

僕の場合、原稿は基本3回推敲する。

 

一回目は表現やストーリーを見直し、

 

二回目は句読点や助詞などの文法を見直し、

 

三回目は全体的に辻褄が合っているかを見直す。

 

特に第三推敲は〝総触れ(そうぶれ)〟と言って、

 

休憩を入れずに、最初から最後まで、

 

一気に見直すので、長編だとかなりきつい。

 

〝犬の顔が真っ青だった〟なんて表現を見つけ、

 

恥ずかしさで走り出しそうになったりする。

 

(※毛に覆われた犬に顔色なんてない!)

 

 

それでも、書いてて最も楽しいのは第一稿だ。

 

情熱の赴くまま、過激な表現で突っ走れる。

 

そうやって日本語版の小説が完成したのち、

 

これを中国語に翻訳してゆく作業が待っている。

 

香港、台湾、中国、日本を股にかけた作品なので

 

できれば台湾の出版社に持ち込みたい。

 

しかし、日本語だと300枚の長編も、

 

中国語だと100枚くらいになってしまうので、

 

文字数が足りるかどうか、微妙なラインである。

 

(〝私はあなたを愛しています〟も、中国語だと、

 

〝我愛你〟のたった三文字になってしまうのだ)

 

 

究極のフェティッシュとセックスの絶頂感を通して、

 

自分はなく、罪もなく、赦され切っている境涯を

 

表現した小説。 どや、めちゃ読みたいやろ!

 

 

 

 

というわけで

 

日本完全帰国が5月7日に迫った今日、

 

家具や電化製品を香港版メルカリに出店した。

 

不動産会社社長M氏が助けてくれているのだが、

 

出だしは好調で、家電を二万円でまとめ買いとか

 

全ての家具10万円で買い取りのオファーが

 

来たりして、なかなかいい感じである。

 

従来ならこちらがお金を払って処分するのに、

 

お金を頂いて持っていって貰えるのは有難い。

 

全て大切に使ってきたモノばかりなので、

 

誰かに使っていただけるのは嬉しい。

 

 

そうそう。小説の推敲作業でお籠りをしている間、

 

スマホやネットを一切遮断していたので、

 

家具の処分のことでLINEをしても既読にならず、

 

孤独死を心配したM氏から「おーい!星谷さん!」

 

というメッセージがいくつも入っていた。

 

孤独死…今の僕ならあり得ることだ。

 

仕事もしてないし、定期的に会う誰かもいない。

 

部屋で死んでても誰も分からないと思う。

 

家賃の振り込みのないことを不審に思った

 

大家さんが家に来てみたら…みたいな…。

 

一応、自分が家にいる時は鍵をしないでおくので、

 

ヘンだと思ったら見に来てね、とM氏に伝えた。

 

 

 

 

そんなこんなで、30年にも及ぶ僕の海外生活も

 

残すところあと一か月ちょっととなってしまった。

 

(兄貴によればまた来ることになっているらしいが)

 

競馬場が見えるこのアパートでの暮らしも、

 

ランニングコースも、香港の友人達との語らいも、

 

非の打ちどころもなく完璧に終わってゆき、

 

日本へ帰ればまた、思いもよらない展開が起き、

 

思いもよらない場所で思いもよらない人と出会い

 

思いもよらないことをしてゆくのだろう。

 

何が起きても起きなくても、自分など無しで、

 

今この瞬間に、この状況のままで決着がつききり

 

完璧に赦され切って消えていってくれている。

 

なのに、

 

「こんな〝思いもよらない〟なんていやや!」

 

「この〝思いもよらない〟なら、まあええわ!」

 

とやっている。

 

放っておいたらきちんとなるようになってゆくのに

 

これいい、これアカン、と言って苦しんでいる。

 

そう言うとまた、放っておこう、受け入れよう、

 

とするのだが、そもそもそんな〝自分〟などない。

 

 

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見えているものや、聞こえているものや、

 

思考や思いそれ自体で在れば、

 

今の在り様で完璧であり、

 

それだけ(神だけ)があることにすぐに気づける。

 

するとまた、それ自体で在ろう、とするのだが、

 

これはもう、頭ではどうすることもできない。

 

自分だと思っているものの正体は何なのか、

 

今この瞬間に、見えているもの、聞こえているもの

 

を見ていればわかる。(観察することではない)