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⇧ この状態であと3日暮らす
今日の香港は終日篠つく雨で、少し肌寒かった。
日本帰国まで残り一週間を切った今、
毎日、部屋の片付けに奔走している。
基本的な家具はすでに処分してしまったが、
3日(火曜)に電化製品の引き取りがあるので、
洗濯機がなくなる前に洗濯をしたり、
ディスプレイが引き取られる前に、
ハードディスクを再フォーマット化したり、
プリンターが持っていかれる前に、
必要書類を印刷したり、と、なかなか忙しい。
捨て魔の僕は、物を捨て始めると止まらなくなり、
食器類や鍋や開封してない洗剤や調味料、
それから下着やワイシャツ類にいたるまで、
次から次へと捨ててゆく。
香港はごみの分別の必要がないので、
ガラスであろうが、プラスチックであろうが、
何でもその階にあるごみ置場へ置いておけば、
掃除のおばさんが持って行ってくれるのだ。
香港はいろんな国の人たちが共存しているので
モラルを一定に保つのは難しく、よって、基本、
ごみの分別は政府が人を雇って行なう。
そして、家具や電気製品の処分をはじめ、
銀行手続きや引越し、出国前PCR検査の合間に
最後のトレーナーとの筋トレ、マッサージと垢すり
それから、あの行きつけのバーへも行こう、と、
ガンガン予定を詰め込もうとするものだから、
もう何がなんだか分からなくなり、それでついに、
エクセルでスケジュールを管理することにした。
それに、今週は夜の食事会が3件も入っている。
香港の夜の店内飲食が解禁になったのが、
4月21日からだったので、どうしても食事会など
送別会が帰国間際になってしまうのだ。
それでも、こうして、最後に一緒に食事をしよう、
と声を掛けてくれる友人がたくさんいて、
本当に本当に幸せ!
この有り難さそのものを噛み締めながら、
残りの香港での今を生き切ろうと思っている。
しかし、日本に戻れば、運転免許の再発行、
国民保険の加入、失業保険申請、住民票移動、
など、もっともっと忙しくなるだろう。
それでも、全ては瞬間瞬間、これで完璧に終わり
赦され切ってカタがついていると、
真実そのものが明らかになっている今、
もう、何が起こっても大丈夫でいる。
そうでなければ、何かが起こるたびに、
赦そうとしたり、統合しようとしたり、
委ねようとしたり、受け入れようとしたり、
あるがままで生きようとしたり、
してしまうだろうと思うから…。