ころんでも、ただでは起きぬ、おぼかた氏。
今では、僕の中では兄貴よりちょっと上の位置に存在している小保方さま。
ゲイリーの講演会が行われた京都から〝らんららーん〟と高槻の自宅に戻り、
父親の背中にサロンパスを貼りながら報道ステーションを見ていたら、
久々にあの小保方さまがでてきた
「スタップさいぼーはぁ、ありまっす!」
の一言で居並ぶ記者たちの心を鷲づかみにし、
半端ない女子力で笹井教授を〝ふはふは〟にしてしまった小保方さま。
報道によれば、スタップ細胞論文最大の疑惑である〝写真切り貼り〟を、
な、な、なんとスタップ問題調査委員長であり、小保方さまの上司でもある、
あの理化学研究所研究員の石井俊輔氏も自身の論文で行っていたことが発覚したのだ。
この事件によって石井氏本人も理研を辞職する羽目になった、という。
石井氏と言えば、調査報告の記者会見の時、さんざん小保方氏のことを
「こいつや!この未熟で経験不足のこの女が全部やったんや!」
と、先頭で旗振って叫んでいた張本人のおっさんではないか。
それが論文の写真切り貼りを自ら行っていたなんて…。
こんなに大々的な罪悪感のすり替えも、今の日本ではなかなかお目にかかれないと、
ありがたく、赦した。
そうやってテレビの小保方さまに感心していると、貼っていたサロンパスの手元が狂い、
「もう、お前どこに貼ってんねん。」 と父親に叱られてしまった。
あわてて剥がすと 「いたっ!」 と父親が叫んだ。
それでも、テレビを見ながら、僕のハートは〝ひゅんひゅん〟と唸りっぱなしだ。
もちろん、この理研のおっさんにではない。小保方さまに対してである。
ひゅんひゅんの理由は二つある。
まず、担当教授のみならず、会社の上司をも〝ふはふは〟にしてしまっていた
小保方さまの素晴らしさに感嘆!
そうやって〝ふはふは〟になった二人に、自分の論文の推敲をさせ、
写真の編集や切り貼りまでさせていたなんて…。
〝HOW ワンダフル!〟と、倉田まり子でなくても思わず叫んでしまうではないか。
そして何より小保方さまの素晴らしい点は、ちゃんと赦しを実践していたこと。(ホンマか)
「切り貼りは誰がやらせたのか。理研の誰がそれを知っていたのか。」
と、どんなに記者から追及されても、決して上司を売るような真似はしなかった。
「ぜんぶぅ、わたしのミスでっす!」で貫き通した。
「あのおっさんもやってた!」なんてことは絶対に言わなかった。
自分の罪悪感を相手に投影して見ていることをちゃんと知っていたのだ。(と思う。多分…)
そして、この記者会見が幻想であることも。(知っていた…、と思う。多分…)
さっすが、小保方さま。小保方さまは、すごい。
僕もこの調子で赦しを実践してゆこうと気持ちを新たにした次第である。
あれ?なんか、一番彼女に〝ふはふは〟にされているのは、ひょっとしてこの自分なのか?
ここまで書いて、ちょっと思う。
いいや、そんなことはないぞ。
赦す!合掌!