↑紅燒牛肉麵。酢っぱ辛いスープが激ウマ。
汁も全部飲んだ。6人民元(100円)
先週木曜の午後、
佛山へ移動するため少し早めに香港事務所を出た。
昼休みにフェリー乗り場近くのジムで筋トレをする。
肩と胸を中心に鍛えたあと、ヴィ瞑想でフィニッシュ。
ランニングマシーンで腰ねじりウォーキングもする。
フェリーの時間までまだ少しあったので、
ジムのサロンでコーヒーを飲みながら、
何気なく『奇跡講座』を開いたら、
バーンと次の言葉が目に飛び込んできた。
〝誰のことをも、
聖霊の導きを通さずに知覚してはならない。
何が彼らの実相であるか、
それを知る存在に尋ねなさい。〟
(『奇跡講座』の真ん中くらい)
先日のエドモンド挨拶事件以降、
赦しのステージがバンと変わってしまった感がある。
常に聖霊に導かれている安心感のようなものが、
心の中心にどしっとあり、
たとえ個の自分が何を言っても、何をやっても、
それに囚われてウジウジすることはなく、
すぐに〝赦すだけモード〟になれる。
故郷へ帰っていくために、いま、自分がやるのは、
ただ訂正を受け入れることだけなのだ。
そんなこんなで、5時半ごろ順徳の港に着き、
迎えの車でホテルへ向かったのだが、途中、
高速、一般道ともにものすごい渋滞に巻き込まれた。
普段はホテルまで40分ほどの道のりなのだが、
2時間半もかかってしまった。
見れば、多くの自家用車に混じって、
何十台というコンテナーを積んだ大型トレーラーが、
列をなしている。
土曜から始まる国慶節(建国記念日)の連休に備え、
今週中に港で荷物を通関してしまおうと、
中国中の工場が商品を出荷しているのだ。
それに加え、国慶節の間は、
中国の高速が全て無料になるということで、
日本なんて比にならないほどの渋滞が予想される。
社用車の運転席で、
若い新米の運転手がイライラしている。
僕はと言えば、
車中にいる今をただ〝見過ごして〟いた。
肉体が車中に在るか、ホテルに在るか、
という違いだけで、どっちが良いとかもない。
腹減った、疲れた、という判断もなく、
消えるに任せながら〝ここに〟いた。
ホテルに着く。
いつものイスラム食堂で麺の食事を取った。
そう言えば今日初めての食事…。
乗り物に長時間乗り続けていたためか、
脚がカチカチになっていたので、
ホテル内の足マッサージ店に行った。
揉まれている足の気持ちよさに集中していると、
身体に感じる触覚に意識を集中している間は、
ちゃんと〝今にいれている〟ということに気づいた。
意識が過去の記憶の中に迷い込んだり、
未来の不安の中から抜け出せなくなっているとき、
身体に痒さや寒さなどを感じることで、
〝はっ〟と我に返ることがよくあった。
エゴのフィールドが過去や未来とするならば、、
聖霊の祭壇がある場所は〝いま〟である。
幻想の肉体に感じている感覚を利用して、
聖霊を思い出す。
全てが一度に起こっている今という場所は、
兄貴が全てを一度に訂正し、取り消す場所なのだ。
ホテルの部屋に戻ると、本社の管理本部長から、
翻訳依頼のメールが来ていた。
機密事項なので通訳は通せないという。
それも、明日までに…。
赦す。
結局、この日寝たのは夜中の3時だった。