香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

地獄株式会社

👆週一で通うイタリアンダイニング

  主に午後の空いている時間に行き、

 カウンターでワインを1杯(いや、2杯?)

 

 

今日、コンババ部長から電話があったのだ。

 

香港の強制積立金の口座を解約したいのですが、

 

みたいな問い合わせ電話だった。

 

まあ、会話は事務的なやりとりで終わったのだが、

 

電話を切った後、今回会社を辞めたことに対して、

 

なーんとも思っていない自分に改めて気づいた。

 

 

辞めた会社の同僚から電話があったりすると、

 

以前の自分なら、会社を辞めたことへの後悔や、

 

キャリアを捨ててしまったことへの不安感、また、

 

仕事をしていない自分への後ろめたさに襲われ、

 

少なからず動揺していただろう。

 

しかし今回、そんな欠乏感を全く感じなかった。

 

逆に、なんでこんなにも長い時間、

 

さほどいたくもない場所で、

 

あまり好きでもない人たちと、

 

そんなにやりたくもないことをしながら、

 

人生の大半を過ごすことができたのだろう、と、

 

不思議に思えるほどだった。

 

まあ僕の場合、海外で活躍したいという夢があり

 

運よく香港に駐在できたのでやってこれたが、

 

日本で会社勤めしてたら絶対無理だった。

 

たぶん、うつ病とかになっていたと思う。

 

 

日本で会社勤めができないと思うその根底には、

 

人からどう思われるかを極度に気にする気風とか、

 

空気を読んでハッキリ物を言わないところとか、

 

一部の社内プーチンみたいな上司に逆らえない、

 

といった陰に籠ったような〝もそーっ〟とした

 

雰囲気がどうにもダメなのだ。

 

それに、自分で部署を選べないところとか、

 

向かい合って座る日本式オフィスレイアウトとか、

 

「おい、それはなあ」的な団塊おっさん気質とか、

 

そういうのもダメだ。

 

(書き出したらキリがなくなってきた。やめとこう)

 

 

 

 

 

 

でもよく考えてみれば、僕はいたって健康だし、

 

養うべき家族もいないし、ローンも借金もない。

 

いざとなったら男一匹、何とかやっていける。

 

何かを我慢する必要などハナからなかったのだ。

 

なのに、なんであんなにも、

 

牢獄にしがみついていたのだろう?

 

かといって、

 

自分のやってきたことを否定するつもりはない。

 

なぜなら、何かを決めている自分はいないので、

 

もういいや、と心からの思いが顕れるまでは、

 

どうすることもできないし、

 

その時はその時で完璧な現われだったのだ。

 

(事が起こってからの自分への言い聞かせではなく…)

 

 

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午後、すっごく眠くなり、ベッドに大の字になった。

 

網戸越しに、気持ちよい初夏の風が入ってくる。

 

明るい日差しが、擦りガラスの窓を金色に染める。

 

ヘリコプターが通り過ぎる音。

 

後頭部がジンジンと痺れ、

 

眠気が上げ潮のように上がってくる。

 

ふわふわと宙に浮くような感覚の中で、

 

すっごく安全な何かに凌駕されてゆく。

 

この瞬間、過去も未来もなく、時は停止していた。