👆 ガンダムの前でポーズをとる男の子
香港人の家族連れだった
二日目は、ららぽーと福岡へ行った。
ヴィンセントが冬の服(と言っても香港では秋物)を
爆買いするというので、付き合うことにしたのだ。
博多からJRでたった一駅なのに、景色は一変、
駅前にはほとんど商店もないし、人もいないし、
なんだか、さびれた田舎の住宅街といった感じだ。
この時、福岡の都会って、本当に博多周辺のみで、
数キロ行くと、もう数階建てのビルすらないんだ、と、
感慨を新たにしたボクであった。
(👆おまえ、福岡の全読者を敵に回したな by 兄貴)
👆 豪華すぎるフードコートで長崎和牛の特盛丼を食す
日本人である幸せを感じる瞬間
で、最寄駅から、ららぽーとまではバスで行くのだが、
バス停らしきものもないしどうしたものかと思っていると
ヴィンセントがちゃんと調べていたようで、
はい、こっちこっち、と言われるがままにバスに乗り、
気がつけば、ららぽーとに着いていた。トホホ…。
平日午後ということもあり、館内はガラガラだった。
いや、人は入っているのだろうが、ハコがデカすぎて、
人があまりいないように見えているだけかもしれない。
それに聞こえてくるのは韓国語と広東語ばかりで、
意外にも、中国本土の人の姿は見なかった。
(やっぱりゼロコロナで自由渡航はまだ無理らしい)
到着すると、先ずは腹ごしらえということで、
フードコート(といってもすっごく豪華な料理ばかり)で
長崎和牛丼の昼食をとった後、いざ出陣!
TAKEO KIKUCHI、ZARA、TOMMY HILFIGER、
コムサ、SHIPSと、円安でウハウハのヴィンセントは
ここぞとばかりにいろいろ買いまくっている。
円安の恩恵がない僕はただ彼に付いて回っていたが
最後に入ったポロ・ラルフローレンのショップで、
ウールのツイードジャケットに一目ぼれ。
店内に入った途端、このジャケットだけが光って見えた。
ああ、これを着るといいことあるって兄貴が言ってる…。
(👆 信じるな! from 兄貴 to 読者)
👆 写真はいまいちだけど、ほんとに仕立てもよく
着心地もサイコー!
で、かしづいてくれる店員さんに言われるまま試着をし、
これに合うボトムと一緒に購入した。
豪華なソファに座り、店員さんが持ってきてくれた
コーヒーを飲みながら会計を待っていると、
「お会計でございます」とカード処理機が差し出された。
12万6千円! じゅうにまん、ろく、せん、えん!
値札を全く見てなかった。
心の中ではせいぜい8万円くらいだと勝手に思ってた。
しかし、もう引き返せない。
「私はお客!もっとサービスしなさい!おーほほほっ!」
とソファにふんぞり返ってコーヒーまで飲んでいる。
で、最後、店員さんの90度のお辞儀とともに、
ショップを後にした僕であった。
僕の世界に突如として顕れた大好きなジャケット。
この服の使命が全うできるよう、
慈しみながら大切に着ようと思っている。