いまさらこんなことを言うのも気が引けるのだが、
今日、ついに奇跡講座テキスト編を読破したのだ!
ワークブックはすぐに読み終えたのに、
テキスト編読破には4年くらいかかってしまった。
まあ、こんなに時間がかかったのも、
きっと、実践の度合いに応じて、
僕にテキストを理解させようという、
聖霊兄貴の導きだったんだね。
(↑ でたぁー!ご都合スピリチュアル!)
というわけで、久しぶりに、
昔、深圳工場のあった辺りへ出張した。
香港から歩いて国境を渡ると、景色が一変する。
それにしても、中国の都市って、
どうしてこんなにも殺風景で殺伐としてるのだろう、
と、大陸へ出張するたびに感じる。
たくさんの現代的なビルの間を高級車が行き交い、
通りも活気に満ちているのに、どこかみずぼらしい。
そこに香港のような温かみのある色彩はなく、
なんていうか、街のトーンが灰色っぽいのだ。
まるで共産主義国家の意識が反映されているようで、
イミグレを出た途端、早く香港に帰りたくなった。
電車の中でそんなことを考えつつ、
テキストをめくっていると、次の文章が目に留まった。
『覚えておきなさい。
あなたは自分が選んだものを観て、
それが自分のアイデンティティーだ、
と信じることになるのだから、
自分が下すひとつひとつの決断が、
自分のアイデンティティを確立するということを…。』
『自分が見ている対象と繋がり合いたいか、それとも
自分を分離した別個のものとしておきたいか
という単純な選択次第で、愛を抱いて見ることも、
憎悪を抱いて見ることも可能である。』
(テキスト編-31章-Ⅷもう一度選び直しなさいより)
おお、でたーっ、兄貴の即行修正…。
はいー!御意っ!
家に戻り、鶏胸肉の夕飯を取りながら、
BS1の『腰痛-治療革命』という番組を見た。
最初は、腰痛の新しい治療法でも紹介するのかな、
と思いながら見ていたのだが、
実際には、痛みと恐怖をテーマにした内容で、
とても興味深かった。
番組によると、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアなど、
腰痛になった全患者の90%は、
3か月以内に自然完治してしまうのだという。
腰痛自体は完治しているにもかかわらず、
なぜか痛みが続く症状を慢性腰痛と呼び、
現在、ほとんどの腰痛持ちの人がこれに属する。
筋肉や骨に異常がないのに痛みを知覚するのは、
痛みの回路を静める働きをする、DLPFCという、
脳の左前部の部分が強いストレスを受け、
衰えてしまっていることが原因らしい。
そして、その強いストレスの元凶になっているのが、
痛みに対する無意識の恐怖心なのだという。
「腰が痛くなったらどうしよう、痛いのは怖い。」
という恐怖心が、ストレスとなってDLPFCを衰えさせ、
身体に〝幻の痛み〟を生みだしているというのだ。
この幻の痛みを改善させるには、
まず、自分はすでに完治していて、
故に、この痛みは幻であるため、恐れる必要はない、
と、脳に認識させる必要がある。
そのための手立てとして、番組では、
いかにも頼りになりそうな医学博士の先生が、
あなたの腰痛は治っている、と、
手を変え品を変え、何度も説明するビデオを見せたり、
身体はすでに完治ているので、
これは幻の痛みなのだ、という自覚のもと、
敢えて身体を動かすようにした結果、
症状が改善され、自転車に乗ったり、
縄跳びができるようになるのだという。
↑あなたはもう治っている、と頼れる先生が、
力強く何度も語り掛ける。
例えば、腰痛の人は、つい腰をかばおうとするため、
どうしても前かがみになりやすいのだが、
敢えて1日3回3秒間、腰を反らせてみる。
腰痛持ちの方は背中をそらす動作が一番怖いので、
それを敢えてやることで、痛みを直視し、
その結果、痛くないという体験を重ねることで、
脳に大丈夫と教え込むのだ。
このエクササイズを、介護施設で働く、
腰痛持ちの職員を対象に実施したところ、
6割の人の腰痛が改善した。
それでも、改善されなかった人たちは、
カウンセリングと運動を組み合わせた
セッションに参加する。
そこで、徹底的に恐怖の根底にあるものと向き合い、
自分はすでに治っているという自覚を浸透させてゆく。
そうすることで、脳内のストレスがなくなり、
DLPFCが正常に働き始めるのだという。
↑腰痛持ちが一番嫌がる〝腰を伸ばす〟という行為を
少しずつ行なうことで、恐怖を手放してゆく。
ていうか、この人たち、まず痩せなきゃ、だろ!
この番組では腰痛をテーマにしていたが、これって、
全ての痛みと恐怖の状況に言えることだと思う。
僕たちは常に恐れているが故に苦痛を生み出す。
物理的な苦痛があるから恐れるのではないようだ。
そして、その恐れの根底にあるのが、
心の中に隠蔽されている罪悪感だ。
なので、外的な要因で腰痛になったのではなく、
心の中の罪悪感が、罰せられるという恐れと結びつき、
それが痛みとなって顕われている。
要するに、
罪悪感からくる恐れをを肉体に投影した結果、
痛みを生み出しているのだ。
それが解かれば、先ずは専門家(聖霊)の誘導の下、
痛みを直視することで、その痛みは存在していない、
と自覚し、ウソの信念を専門家に開放することで、
間違っ知覚を訂正してもらう。
でもまあ、一気にはいかない。徐々にやっていく。
そんなことを考えながら、また最初から、
テキスト編を再読しはじめたボクである。