今週の夢の出来事は、中国の杭州出張だった。
今回は、深圳(シンセン)から国内線で杭州入りした。
朝から大雨で、搭乗の際、航空会社から雨合羽を渡され
みんなキャーキャー言いながらタラップを駆け上がった。
搭乗は済んだが、今度は大雨で飛行機が飛ばない。
ネットで検索すると、深圳空港の国内線は、
現在、37機が離陸を待っているという。
前方のおっちゃんが、昼になるのにメシも出ないのか、
と、CAに文句を言い始めた。
結局、二時間経って、ようやく飛行機は飛び立った。
でも、僕的には快適だった。
東海航空という名も無い航空会社ではあったが、
機内はイケイケキャセイのように寒くはないし、
機内サービスが一切ないので、まったり爆睡できた。
↑ 杭州のホテル。ベッドの横に浴槽が…。
なんだかエッチな気分。
で、二時間遅れで、相手先のオフィスに到着し、
源泉徴収税がどうのこうのという難しい話をした後、
みんなで夕食に出掛けた。
約七年ぶりの杭州だったが、高層ビルが立ち並び、
街は見違えるようになっていた。
↑ 小龍包ならぬ、大龍包。肉汁がすごい。
↑ 杭州名物 ブタの角煮
そして、中国の一般的な宴会は、乾杯乾杯の連続で、
四〇度の中国酒をしこたま飲まされるのが常なのだが、
先方は僕がワインに目がないのを知っていて、
ワインでもてなして下さった。
お蔭で、この夜はよく眠れた。
で、香港へ戻ると、不動産屋の友人から電話があった。
僕が出張中、その友人(25年来の付き合い/女性)は、
先週末、僕が内見した数々の物件の中で、
一番気に入って、借りたいと思っていたフラットの大家と、
家賃交渉をしてくれていた。
↑ 最初に見た物件。家賃は53万円。
何ゆえに、リビングに洗面台が?
先方の家賃の言い値は3万香港ドル(約47万円)だが、
会社の予算は2万9千香港ドル(43万円)だった。
結局、会社と直談判して、追加の予算をもらい、
2万9千5百香港ドル(45万円)で交渉成立となった。
で、他の客に物件を取られないうちに手付金を打つべく、
杭州から戻ったその足で、一旦事務所へ戻り、
小切手を手に、不動産屋へ向かった。
↑ 二軒目の物件。端に映っている短パンの大家さんは、
150億円の資産家。
だが、誤解することなかれ。
香港で家賃45万円は〝ごくごく普通〟のレベルなのだ。
いいな、と思う物件はみな、50万円以上する。
それで今回、内装や建物よりも、広さを取ることにした。
↑ この物件と競馬場の物件とで迷った。
ここから眺める夜景は最高と思われ…。
新しい部屋は、リビングと6畳くらいの部屋が二つ、
4畳ほどのウォークインクローゼットが付いている。
決め手となったのは、
窓からハッピーバレーの競馬場が一望できることと、
コの字型になった大きなオープンキッチンだった。
↑ ハッピーバレーの競馬場
それにしても、
香港の家賃の高騰たるや、留まるところを知らない。
不動産屋の友人と話していて分かったのだが、
3畳一間のシェアハウスでも、15万円はするという。
とまあ、最近、こんな感じの夢の映像を見ているのだが、
黄色い雨合羽を着てタラップを上っている時も、
夜、みんなでワインを飲みながら食事をしている時も、
不動産屋さんと部屋を見て回っている時も、
家賃の高騰に驚いている時も、
心の中へ戻ることを思い出すために、
これらの夢の日常を使ってゆくことを意志している。
それには、常に兄貴を憶えていることが必須となる。
兄貴を思い出すことを通して心に戻ることで、
いま起きているように見えることが、
寝ている時に見る夢と同じただの夢で、
本当はなにも起きていないことが自覚できる。
僕の場合、完全に心に戻って、これは夢なんだ、と、
本当に自覚しながら赦せている時もあれば、
一旦、夢の出来事を実在させてから、
はっ、と聖霊を思い出し、それから赦すこともある。
でも今は、正しい赦しをしているかどうか、
ということは、あまり気にしないようにしている。
だって、そんなことをいちいち考えていても、
本当はどうかなんて、夢の登場人物である個の私には
何もわからないのだし、もし間違っていたなら、
兄貴がちゃんと修正してくれると思うから…。
僕にできることは、
聖霊兄貴を常に想い出していること、そして、
起きているように見える世界を、ただ赦すことだけだ。