香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

男の中の半分は女

f:id:shusaku1:20211014014057j:plain

 

 

ようやく香港にも秋の気配が漂いはじめ、

 

部屋で冷房をつけなくてすむ季節になった。

 

昨夜は久々にジムで自主トレをした。

 

ここ2週間ほど、自主練はおろか、

 

トレーナーとの筋トレもずっと休んでいたので、

 

身体を動かすのは本当に久しぶりだった。

 

なので、いきなり高重量のダンベルは扱わず、

 

ストレッチを入念に行なってからトレを開始した。

 

ベンチプレスで上胸と中胸の筋肉を鍛えた。

 

 

筋トレのあと、

 

いつものようにストレッチエリアで瞑想をした。

 

瞑想音楽を聴きながら深い深呼吸を10回する。

 

丹田に溜めた息を少しづつ吐いてゆく際に生じる

 

全細胞が愛の粒子となって放たれる様な感覚が

 

半変成意識に入る感じで、なんとも心地いい。

 

深呼吸の後は、背後(自分の内側)に意識を向け

 

無限の全体に気づいている意識で過ごす。

 

 

f:id:shusaku1:20211014014040j:plain

 

 

すると、僕の心のスクリーン上に、

 

今回入院したあの部下の女性の姿が現われた。

 

彼女は膝を抱え、じっと僕の方を見上げている。

 

一瞬、なんでなんだろう、という疑問が出てきた。

 

今回の〝部下の女性ブチギレ事件〟は、

 

あまりにもわざとらしい状況の中で起こり、

 

罪悪感から来たものではない気がしていて、

 

これはなんかおかしい、と思ったのだ。

 

一体、自分の中にあるどんな側面が、

 

彼女の振りをして自分に逢いに来ているのだろう

 

と、半トランス状態の中で探ってみた。

 

 

彼女はとても美人で魅力的な女性なのに、

 

自分の中の女性性を否定しているように感じた。

 

女らしい弱い部分を見せてはならない、と、

 

常に身構えているようなところがあった。

 

「なんで私にこんな仕打ちをするのよ!」

 

と、あの時、彼女が僕に言った言葉が蘇った。

 

 

突然、理解が起こり、わわわ、と全てが見えた。

 

ああ、わかった、そういうことだったのか、と…。

 

俺はずっと、自分の中にある女性性を否定し

 

続けてきた、ということに気づいたのだ。

 

どういうことかと言うと、男の中にも、

 

男性性と女性性、両方の側面があるのだが、

 

僕の場合、僕の中に存在する女性的な部分を、

 

女々しく、気持ち悪く、人から嫌悪される部分

 

として、ことごとく排除してきたのだ。

 

 

f:id:shusaku1:20211014014048j:plain

 

 

僕は声が高いことに劣等感を持っていた。

 

僕の声は女みたいで気持ち悪い、と、

 

何度か言われたことで、高い声を封印し、

 

無理やり低い声で話すようになった。

 

(今はもう赦せている、と思っていたのだが…)

 

それ以降 (多分恐怖のハッピー事件以降から)

 

ちょっとしたしぐさや歩き方に、女性的なものが

 

混じることを極度に恐れるようになった。

 

 

こうして、ちょっとでも彼女(僕の中の女性性)

 

が顔を覗かせようとしようものなら、

 

「引っ込んでろ、俺の中の恥だ、出てくんな」

 

とひどい言葉で彼女を抑えつけ、

 

ガンガン蹴りを入れて痛めつけてきた。

 

それで今回、

 

「私だってあなたの愛の一部なのよ。

 

 なのに何でこんな仕打ちをするのよ!」

 

と、部下の女性を通して僕の前に現れたのだ。

 

 

僕は長年、自分の中の女性性を、

 

〝我が家の恥です〟的な存在として扱い、

 

彼女から自尊心を根こそぎ奪い続けてきた。

 

このブログで、さんざん自分責めをするな、

 

と言っておきながら、結果はこれだった。

 

blog.hoshitani-shusaku.com

blog.hoshitani-shusaku.com

blog.hoshitani-shusaku.com

blog.hoshitani-shusaku.com

 

 

「愛してる。そして今までそこにいてくれて有難う。

 

 もう二度と絶対に君を傷つけたりなんかしない。

 

 だから、もう一度僕の所に戻ってきてほしい」

 

僕は、僕の女性性の象徴である彼女に囁いた。

 

すると彼女が光を放ち始め、

 

その光はどんどん拡大したかと思うと、

 

心のスクリーン全体を凌駕して弾けた。

 

辺り一面真っ白な光の世界。

 

この瞬間、形容しがたい愛の感情が噴出して、

 

僕は、わああーっ、と号泣していた。

 

幸い、僕は壁に向かって瞑想していたので、

 

周囲に泣き顔を見られることはなかったが、

 

声が漏れないようタオルで口を押さえて泣いた。

 

 

それから僕は、

 

自分の中に戻ってくれた女性性を、

 

今後はどんなことがあっても守り、

 

愛として受け入れ、育んでいこうと決心した。

 

 

そして、やっと涙が収まってきた時、

 

傍らに〝彼〟(兄貴)がいることに気づいた。

 

そして、全部〝彼〟の導きだったことを知った。

 

どうして、わざわざ居心地の良かった前職を、

 

香港支社閉鎖、というだけの理由で辞めさせ、

 

女性ばかりの今の会社に転職をさせたのか、

 

最初は、こんな事件でも起こさない限り、

 

お前はなかなか会社を手放さないだろう、

 

くらいのことかなと考えていたが、

 

本当は、僕の中の女性性に対して、

 

何をしていたかに気づかせるためだった、

 

と知って愕然となった。

 

 

それから、部下の彼女の病気に対しても、

 

「ああ、彼女の病気、もう治るわあ」

 

と、直感的な確信が下りてきた。

 

 

「ほら、ちゃんと、望みは叶っただろう」

 

と〝彼〟が微笑みながら僕に言った。

 

 

ああ、そうだった。

 

僕は、この会社を辞めると決めた時、

 

幸せな気持ちの中で、今すぐ辞めたい、

 

と〝彼〟に望んだのだった。

 

なのに、こんなことになって、

 

「全然、幸せな気持ちとちゃうやんけ!」

 

と、ちょっと〝彼〟のことを恨んでいた。

 

 

でも、いまはとても幸せな気持ちだ。

 

僕が切り離した大切な愛のかけらを、

 

僕は今、部下の彼女のお陰で取り戻せたのだ。

 

ちゃんと望んだとおりになったではないか。

 

 

これも、僕が新しい世界に旅立つ前に、

 

どうしてもクリアにしておかねばならない、

 

〝赦し〟だったのだ。

 

 

僕の中に〝彼女〟が大手を振って戻ってきた。