今朝、朝食の卵焼きを作ろうと小鉢に卵を落とし
箸でかき混ぜようとした時、手が滑って、
その小鉢を床に落としてしまった。
陶器の破片が僕の左足の親指の付け根を切り、
ぶわっと大量の血が溢れた。
見れば、傷口はそんなに大きくないのだが、
かなり深くまで切れている。
それでもまあ、大したことないだろうと、
水で洗い、消毒をした後、絆創膏を張る。
じっとしている分には何ともないのだが、
歩き出すと傷口が開き、血がぶわっと溢れ出す。
とうとう観念して、病院に行くことにした。
土曜日の病院は、救急医療のみの対応だった。
ホームドクターのケネス・ホー医師もお休みだ。
診察の結果、傷口を縫うことになった。
破傷風の注射をした後、傷口を縫ってもらう。
麻酔をかけられているので痛くはないのだが、
これも人生の大切なひとコマ、として、
今、この瞬間をじっくり味わいながら過ごした。
手術後、医師は僕に、
3日間の入浴、お酒、外出を禁じた。
怪我をした部分がちょうど親指の付け根で、
歩くときに曲げなければならない部分なので、
歩くたびに傷口が広がり、
出血する恐れがあるというのだ。
家へ帰るのがまた大変だった。
サンダルが擦れ、痛くて歩けないのだ。
最後は裸足で歩いたが、足の指を曲げて歩くと、
出血するので足の外側だけを地面につけ、
ガニ股で歩くようにした。
まあ、ここ数日、おとなしく家にいなさい、
ということなのかもしれない。