今回の〝レアな香水購入で詐欺られ事件〟だが、
これを一般的なスピリチュアル的観点から見れば、
この出来事も、自分の罪悪感を投影した結果であり、
ただ、自分の中を赦すだけだ、とか、
ワクワクに行動して、出てくる思いを統合して、
そんな人たちと接点を持たない所まで周波数を上げる
みたいになるのだろうが、騙される時は騙されるのだ。
「あ、これ詐欺だ。おかしい。やめとこう」
という思いが〝ふっ〟とその瞬間に出てこない限り、
僕たちはどうすることもできない。
常に正しい〝ふっ〟が出てくるように、
こうこうこういうことをしておこう、
なんていうのも、ない!
だから、判断を誤った自分を責める必要もない。
こう書くと、じゃあ、騙されても仕方がないんだあ、
と、思いがちだが、そうではない。
言ってしまうと、この現実世界、全部が詐欺なのだ。
そもそもこの世界自体が巨大な詐欺空間であり、
僕たちは、もともと狂った世界にいるのである。
だから、こういう詐欺が横行するのも当然なのだ。
見て➡思って➡解釈して➡憂鬱になる(又は喜ぶ)
聞いて➡思って➡解釈して➡嫌う(又は愛する)
ぐるぐるぐるぐる、自動的にこれを延々やる世界…。
僕たちはずっと自我に詐欺られつづけている。
それでも、どこかに本当の愛があるはずだ、と、
地獄で神を探し続けるが、みじめに裏切られる。
至高の幸せ、愛し愛される感動、大きな安心感、
を味わえても、すぐに奪われるようにできている。
そんな〝まるごと詐欺〟の中でも最大級のものは、
自分というものがいる、と思い込ませる詐欺だ。
見て➡思って➡解釈して➡憂鬱になる(又は喜ぶ)
聞いて➡思って➡解釈して➡嫌う(又は愛する)
これらを〝自分というこの私〟がやっている、
と思い込ませることで、罪悪感を湧き上がらせ、
この詐欺ワールドを維持している。
本当は、勝手に、自動的に、反応が回ってるだけだ。
思いや解釈でさえ、ふっと出てきているだけで、
何かに対処ができる自分なんてどこにも存在しない。
まずは、そのことを見抜くことで、
世界を放っておく、相手にしないことが可能になる。
要するに、最悪だ、地獄だ、うんざりだ、もう嫌なんだ、
と、バカげた世界にいることを心底自覚するからこそ、
真に〝地獄を見捨てる〟決断ができる。
これが、檻から脱出する、正気への一歩となる。
ただ、心底100%自覚する、というところがミソで、
うんざりだ、と言いながらも大概は、
「何かいいことないかな、そうだ、大阪万博行こ!」
と、かすかに地獄に期待していたりする。
結果、ワンチャン求めて、再度転生し、みたいな…。
それでもいい、自分は今どこにいるのか、
先ずは気づくことから、である。