↑今日の晩ご飯は貰い物のケーキ2個
昨日、ディスカバリーチャンネルの科学番組で、
受精した卵子が、次々と細胞分裂を起こし、
胎児になる過程を、早送りにした映像を見た。
そのとき、受胎って、なんかビッグバンに似ているな、
と思ったと同時に、肉体は宇宙と全く同じものだった、
という、確信が起きた。
その後、少し経って、あるファンタジーが去来した。
神の子が〝もし神から離れたら〟と考えた瞬間、
神の子は決断の主体に姿を変え、そこから最初の
0(聖霊)と1(自我)の設定が出現した。
このとき、0は神を代表し、1は神以外を代表する。
もし、0(聖霊)を選んでいれば、
設定は即座に削除され、夢はなかったものとなる。
しかし、1(自我)を選んでしまえば、0と1が交尾し、
そこから無数の0と1の分裂が始まり、
結果、ありとあらゆる0と1でプログラミングされた
宇宙(肉体)が誕生し、
そこから、延々と夢の世界(VR世界)が始まる。
これを受胎に置き換えると、
0(卵子-女性性)に無数の1(精子-男性性)が突進し、
0(卵子)が、ひとつの1(精子)を受け入れたとき、
すなわちエゴを選択したとき、だだだあーっ、と、
ものすごい勢いで細胞分裂が起こり、
結果、無数の個の肉体(宇宙)が造られる。
そして僕たちは、
肉体(宇宙)の中で起きている物語を、
現実空間(目に見えている宇宙)に投影して見始める。
それが夢の投影の開始である。
とまあ、こんな具合でファンタジーに耽っていた。
このように、肉体が宇宙そのものであるならば、
肉体のあらゆる部位や細胞を観察してゆくことで、
エゴの想いを明け渡し、最後に宇宙が消滅する、
というヴィパッサナー瞑想の原理も頷ける。
また、肉体(宇宙)を無限に分裂させるためには、
つまり、多くの肉体を幻想世界に誕生させるためには、
パトス(欲情、快楽、性欲、情念など)が必要だが、
それもハートを利用して行われている。
それは、
性を誘発させる肉体の部位を見れば明らかである。
僕は、男なので、
女性の性欲についてはあまりよくわからないのだが、
この自我が作り上げた幻想世界を維持してゆくために、
産めよ、増やせよ、地に満ちよ、のごとく、
肉体を生み続け、肉体(宇宙)を無限に分裂させる、
という点において、このVR世界は、
男のパトス(欲動)が主導権を握っていると言える。
それでいくと、まず、
男性が女性を見て性衝動に駆られるとき、
必ず、その基となる〝カタチ〟を、
女性の肉体上に見て興奮している。
そして、男性の性衝動を誘発する部位というのは、
大抵ハートの形をしており、胸や尻など、
そのハート型の大小やふくらみ具合に応じて、
男性は訳もなく興奮しイノシシのように突進して行く。
普段、あまり意識したことはないが、
顔には多くの〝ムラムラ装置〟が埋め込まれている。
眉間を中心にして、こめかみから顎にかけた輪郭、
唇の形、鼻の形、両眉と両目の曲線や両耳の形、
また、二人がキスをしている場面を横から見れば
ハート型になるし、それ以外にも、男性器、女性器、
強いて言えば、両手両足を合わせればハート型になる。
こういうふうに、ハート(天国/実相)は、
肉体(宇宙)の至る所に形として投影されており、
僕たちは、ハート型をしたその肉体上の部位を見て、
性衝動を誘発させ、肉体を産みつづけ、
自我の幻想世界を維持している。
いわば、この自我の世界を継続させるために愛し合い、
新たな肉体を生み続けている、と言っても過言ではない。
何が言いたいかというと、要するに、僕たちは、
ハートを利用してエゴの世界を存続させているのだ。
なので、
この自我の幻想の世界を終えよう、と決め、
聖霊を選び始めると、
ハートを自我の世界の継続に利用しなくなる。
よって、新たな肉体を作る必要がなくなる。
〝産めよ、増やせよ、地に満ちよ〟の終焉である。
今後、
ハートをハートそのものとして感じるようになると、
〝なんとかソウル〟や〝なんちゃらレイ?〟などの
〝片割れ探し〟も必要なくなるだろう。
そして、最後に、
自分は何一つ欠けたところのないハートだったのだ、
と、悟るのだ。