雪が降った東京から来た管理部長もぶるぶる震えてた。
今回はモラー邸ではなく、新しいホテルに泊まった。
1930年代の公館を改修して造られた、
首席公館酒店というホテルで、天井が高く、
調度品も年季が入っていて、すっごく静か。
古き良き時代の上海にタイムスリップしたような、
不思議な雰囲気を醸し出す隠れ家的なホテルだった。
値段もリーズナブルだし、上海に来られる際には、
絶対おすすめである。
今回の上海出張では、本社の管理本部長も加わり、
弁護士事務所で、今後の資金調達と運用について
話し合った。
出張の間、飛行機の中でも、会議中も、
見ては感じ、聞いては出てくる、自動反射的なエゴの
ささやきを赦し続けていた。
こんな変な質問をして、バカと思われた?
隣のシートのガキんちょども、うるさい。
スマホの電池の残りがが30%になってる!
全部、決断の主体から兄貴へ大放出していた。
僕の場合、しばらくの時間差があるのだが、
赦しを行うと、必ずハートの愛、例えば、兄弟に対する
称賛や、感謝や、手助けや、気遣いの気持ちが、
ふつふつと湧きあがってくる。大体、赦してから、
1時間くらいでそうなることが多い。
なので、赦したその時はまだもやもやしていても、
あまり気にせず放っていると、モードが切り替わる。
弁護士事務所の担当者にその趣旨を告げ、
「ああ、そうなんですか。」みたいな会話をしていると、
横にいた管理本部長(僕の上司)から、
「(そんなに休むんなら)もう辞めたら?」と言われた。
本人は冗談で言ったつもりなのだが、僕にはきつかった。
みんなの前で侮辱された、と思った。
しかし、幸い、今にいて赦し続けていた最中だったので、
「兄弟がしたいようにさせてあげよう。」と、
兄弟を聖霊を通して見て、明け渡すことができた。
また、いまに在ったおかげで、
自分は侮辱された、というストーリーにハマりこまず、
エゴに反応しないことができた。
折角こんな素晴らしいホテルに滞在しているのだからと、
思い切り〝今に在る〟(神と在る)のを楽しむことにした。
いま、ここに見えている、何気ない風景の豊かさを、
ちゃんと見とめ、聞きとめ、味わいつくすのだ。
やがて、聖霊を通して見る、といことは、
こういうことだったのだな、と深く納得できた。
もうすぐ春節のお休み。
ラストスパート、がんばるぞ!