ステロイドの飲み薬と軟膏を処方された。
塗り薬は、チマチマ薄―く塗ると効かないので、
全身ベッタベタになるくらいガンガン行けと言われた。
塗り薬の副作用はたかが知れているので怖がるな、
と、かなり昭和体育会系のノリで指導された。
飲み薬はプレドニンという強めのステロイドだったが、
この先生(兄貴)に全て任せて問題ない、と感じた。
スピ兄弟の中には、病気を心の現われだと捉え、
自分の中の何が、この症状を起こしているのだろう
と、内面の原因を探ろうとする人がいるが、
僕は、そういう〝うざい〟ことは一切考えず、
ソッコーで専門家に診てもらうのが常である。
まあ、一度も、大病や持病を患ったことがないからか、
たいがいの病気は医者に見せればすぐに治る、と、
根拠のない自信を持っているのだ。
が、そのスタンスは変わらないものの、ここへきて、
昨年末の口内炎から始まった一連の体調不良は、
いつもの体調不良とは少し違う気がしている。
というのも、
ここ数か月の間に、僕のこの夢の世界での在り方が、
急激に変わってきているように思うからだ。
なんていうか、この夢の世界で起こってくることや、
それに付随して出てくる様々な思いを、
夢として、兄貴に渡しまくりながら、
次第にこの夢の世界が、神の悦(エクスタシー)で
強烈に満たされはじめるにつれ、
肉体の素粒子が組み変わる、というか、
量子レベルでの肉体細胞の急激な変化が、
肉体に症状として表れているような感じがしたのだ。
また、自我の抵抗のようなものが体調不良となって、
肉体に現れているような気もする。
👆 いしだ先生
そういえば、波動の法則の足立育朗氏も、
波動が急激なシフト(上昇)を起こすときは、
ひどい風邪のような症状が出て肉体的にきつくなる、
と言っていたし、さおちゃんや、スワットしおちゃんも、
エクスプレスセッションで、様々な感情が浮上し、
あると思っていた罪悪感が解体されてゆく際には、
ゲロ吐きまくりとか、頭痛とか、全身のかゆみとか、
かなりの肉体的不調を経験すると言っていた。
これもまた夢のストーリーで本当ではない、
と言ってしまえばそうなのだが、
それでも僕たちはまだ、夢の中にいるのであり、
安易に、それは起こってない、で片づけるのは、
ちょっと乱暴すぎると思うのだ。
👆 三日でほぼ発疹が消えた
ステロイド、恐るべし!
家へ戻り、医者の言う通りにした。
三日後、痒みはだいぶ収まり、発疹も薄くなった。
僕の友人のT医師もそうだったが、今回の医師も、
私を信頼して任せなさい、と言っているようだった。
夢の中では、どんなことが起ころうとも、
必ず兄弟に扮した兄貴が、優しく助けてくれる。
そして僕も、日本語教師の仕事や小説を通して、
誰かの兄貴になれればいいな、と思うのだった。