いつも通っていたジムのコーズウェイベイ店が、
家賃高騰と会員数の減少で閉店となったため、
今日は、家から徒歩20分のところにある、
ワンチャイ店まで自主トレをしにいった。
ワンチャイ店が入っているビルは、
大阪のマルビルのように、建物自体が丸いので、
更衣室、フリーウェイト、ストレッチ、マシンエリア
と、どこへ行くにもぐるりと一周せねばならない。
しかし、マシンも充実しているし、
本格的に鍛えているバリマッチョも多く、
自分も頑張らねば、とモチベーションも上がる。
結果、この日は胸を中心に背中と腹筋を鍛えた。
ただ、唯一の難点は、トレ後に瞑想ができるような
静かで隠れ家的な場所がない点である。
全身の細胞が開いている筋トレの直後に
瞑想をすると、すっごく没入できるので残念だ。
話は変わり、今日の午後、
香港で唯一残っていた民主派のネットメディア、
≪立場新聞≫の元編集長や役員6人が、
中国を中傷し扇動的な記事を報道したとして、
国家転覆罪の罪で逮捕された。
その日のうちに、会社の資産は凍結され、
従業員も全員解雇、HPも閉鎖された。
逮捕された役員の中には、有名な歌手である
何韻詩(デニス・ホー)も含まれていた。
香港市民の生の声を取材してありのままを伝える
このメディアの報道姿勢が好きで、
毎日HPを閲覧していた。
「言いたいことが何も言えない。自由がない」
と発言しただけで国家転覆罪で逮捕される香港。
そもそも大陸では、
そんなことを言おうと思う人すらいないけれど…。
りんご日報の廃刊から半年で、またひとつ、
香港から民主の光が消えてしまった。
今の香港は、三歳から中国国家を歌わされ、
中国(共産党)がいかに偉大かを叩き込まれる。
そういった子供への影響を危惧して、
海外へ移民をする香港人も後を絶たない。
もうすぐ移民禁止令が出そうな勢いである。
日本人であり、物書きでもある僕は、
もうすぐ祖国である日本へ正式に帰国するけれど
やれ、奇跡講座だ、引き寄せだ、非二元だ、と、
自由に選択し、表現できる大切さとありがたさを、
忘れずにやっていきたいと思っている。