
今、僕のクラスに3週連続で欠席している生徒がいる。
このまま休み続けると単位が取れなくなるし、
授業についていけなくなるので、授業が終わった後、
主任の先生のところへ事情を報告しに行ったのだ。
聞けば、彼女(ベトナム人)は、僕の授業だけでなく、
他の授業もずっと欠席しているという。
主任がその生徒に電話をしたら、
この電話番号は現在使われていないという音声が…。
普通、電話番号ってそうそう変えることはないし、
銀行や賃貸契約や入管の登録にも使用されるので、
番号を変えれば、すごく面倒なことになる。
それとも、電話代が払えないのだろうか?

「事務局に電話番号の変更がないか確認してみます」
そう主任に告げられ、僕は学校を後にした。
その後、家で、なんやかやしていたとき、
「自分はこの学生の中に無意識の罪悪感を見ている」
ことに気づいた。それはまた、僕の罪悪感でもあった。
心配な振りをしながらも「なんだコイツ、休みやがって」
が僕の意識の裏に走っていたのだ。
何も咎めず、本当はないものを静かに赦す。
あからさまに何か言われたとか、ケンカしたといった、
分かりやすい幻想なら気づきやすいのだが、
こういう微妙なものって本当にスルーしやすい。
でも、結局、他者ではなく、自分を赦しているのだ。
赦した方が断然お得である!